令和3年度 高齢者住宅政策研修会 理事長御挨拶

令和3年度 高齢者住宅政策研修会にご参加を頂き、誠にありがとうございます。

当財団では、平成7年度より毎年、高齢者住宅研修会を、全国の先進的な取組を行う自治体において実施してきました。平成30年度からは高齢者住宅政策研修会として、グループワークを加え体験型・参加型にて開催しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、今年度は初のオンデマンド配信での開催となりました。

本格的な少子高齢社会を迎え、高齢者の居住問題、また高齢者の孤立化等、様々な課題が顕在化しております。それゆえ各地域において、地域の特性に応じた具体的な政策による対応が求められています。

そこで、今年度の高齢者住宅政策研修会は名古屋市との共催により、「少子高齢社会における住宅政策の最新動向と居住支援」、「多世代とともに暮らし高齢者の住まいづくり」の2つのテーマを軸に開催いたします。
国土交通省における最新動向についてのご講演に続き、高齢者住宅政策にかかる第一線の研究者として東京大学大学院工学系研究科の大月敏雄教授、並びに一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構の服部真治主席研究員にご講演を頂きます。また、先進的な事例のご紹介として愛知県及び名古屋市の取り組みについてご講演いただきます。

本研修会が、住宅政策の立案・推進に関わる自治体職員の皆様をはじめ、住宅管理運営に携わる皆様の取り組みの一助となることを、心から祈念しております。

最後に、開催にあたりまして後援いただきました、厚生労働省、国土交通省、愛知県、並びにお忙しい中、講演をお引き受けいただきました講師の先生方に、心より感謝を申し上げ、ご挨拶といたします。

 

一般財団法人高齢者住宅財団
理事長 加藤 利男